2021
新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の中、中止となった2020年。
1年後の2021年も状況は厳しく、横浜公演は一度は中止の判断を行うも、2週間の延期を経て開催へ。
出演スケーターに、羽生結弦さんが2014年以来7年ぶりに出演。
宇野昌磨をはじめ、鍵山優真(横浜公演)、宮原知子(八戸公演)、坂本花織、樋口新葉、紀平梨花、三原舞依などオール日本人選手による、初めてのスターズ・オン・アイスとなりました。
佐藤有香さんによる2021年のテーマは「希望」。
世界中を閉鎖させるコロナ禍、不安が募る日々を過ごしている皆様に、
いつも私たちのショーを観るために駆けつけて下さるファンの方々に。
ほんの一瞬でも微笑んで頂けるショーをお届けしたいという思いと、
これからもスケーターとファンの皆様とで、お互い支え合って行けたら嬉しいという願い、日本から世界へ、「さあ、みんな元気出して行こうよ」とエールを届ける想いを込めて演出いただきました。
写真:アフロスポーツ
若いスケーターの出演も多く、グループナンバーに慣れない選手もいる中、
裏側では、羽生結弦さんから、「揃える」という点において、最後まで演技の気を抜かないこと、
お客様から観られていることへの意識について、後輩スケーターたちに指導する姿なども垣間見られました。
2022
2022年もまたコロナ禍での開催に。
外国人スケーターの出演を願うも、渡航制限の問題を抱え、調整を重ねることでやっと実現に。
しかし八戸公演では、震度6強を観測した地震の影響で、東北新幹線の復旧見通しが立たず中止となりました。
4年に一度のオリンピック直後の開催となり、
ネイサン・チェン、宇野昌磨、鍵山優真、坂本花織、三浦璃来&木原龍一、小松原美里&小松原尊など数多くの選手が出演。
ジェフリーバトルによる 2022年のテーマは 「Journey(旅・旅路)」
人は誰しもが、何かの旅をしていて、
何処かにたどり着き、何処かに向かって旅をしていて、
例えばフィギュアスケーターにとっては
4年に一度の大会であり、終えて進む、新たな未来であって。
スケーターと彼らの演技、そのスケート靴が残していくエッジの軌跡(トレース)も含めて
それぞれが進む、人生における、旅とその旅路を、描いていただきました。
撮影:小海途 良幹
また、この年、宮原知子さんが現役を引退、
特別企画としてゆかりあるスケーターたちと、スペシャルトークショーが行われました。